衆道(しゅどう)とは、日本の中世から近世にかけて武家や僧侶の間で盛んだった男性同士の同性愛(男色)を指し、「若衆道(わかしゅどう)」の略で、主君と小姓(こしょう)のような主従関係や師弟関係における精神的・肉体的な絆を重んじるもので、絶対服従の儀式的な意味合いも持ちました。女性の存在が限られる環境で発展し、武士道精神や「葉隠」にもその心得が説かれる一方、江戸時代には美少年を扱う歌舞伎役者(若衆・陰間)を介して庶民にも広まり、売色(ばいしょく)へと変化していきましたが、幕末には風紀取締りなどで公然と行われなくなっていきました。